imasのブログ

過去のこと。 今。 未来のこと。

木曜

雨が降り出しました。




私はコンビニへ。車で街灯のある三差路を左に曲がり10分くらいの距離にあります。


次男が出てきたら暖かい飲み物と食べ物をと思ったのです。

長男も夕飯を食べてないと。



おむすび3,4個とサンドウィッチ2つ。

カレーパンと焼きそばパンを1つずつ


缶コーヒー数本に、なぜかペットの水を12本買いました。



コンビニで買い物中に日付が変わって木曜日。 


コンビニを出ていったん逆方向に向かいます。


雨足が強くなってる。




ゆっくり車を走らせ民家の物陰に次男がいないか……道路を歩いていないか…



2件目のコンビニでUターン。来た道を引き返す ゆっくり ゆっくり。


だれも歩いていない。 雨が…。



街灯のある三差路まで戻って車から降りて、なまえを叫ぶ


「はる〇〇ーーっ」

「はーるぅーー!」 

髪と肩が濡れる


「はーるーっ」 

雨が首周りから染み込む



見つかったよ。はる、居たんだよ。

そう連絡があったかも……と思いながら車に乗りこみスマホをみるけど…着信なし。





駐車場に戻り長男に、 お弁当あまり良いのがなくてゴメン。これ、食べて。

はる〇〇のぶん残して と、買ってきたものを渡す。だけど、食べたくないと言う。



このあと、どうなるか分かんないし、もしかしたら時間かかるかも。食べといて! 



おむすび2つとサンドウィッチ1つ。缶コーヒーと水2本を取り出し残りをよこす。


あとでコンビニ行ってきなね。



娘から連絡があったか聞いてみる。

ないよ。の返事


次男の車はドアロックしてキーは預かておくと言い、「あのバカ、どこにいるンかなぁ--」 まだ、このときは心配しつつも最悪まではまったく考えてない長男。



自分の車に戻り娘に電話。


次男のスマホで、彼の友人たちに電話をしたりメールしたりの最中だという。


居場所が分かったり、自宅電話に連絡入ったり、もしも帰って来たら即電を頼みました。



長男のところへ行き駐車場の見える範囲で探すからね。と、伝える。


100メートルくらい車を移動させ名前を叫ぶ


「はるーーっ!」

「はる〇〇ー!」 何度も名前を呼ぶ


100メートル移動して


「はるーーっ」

「はーるーー」 叫ぶ 名前を呼ぶ


100メートル 

名前を呼ぶ


また、100メートル  雨、降り続く雨。

反射

どうやって立ち直ったのですか?



1ヶ月前に、お孫さんを亡くされた方から聞かれました。




・・・・・・後追うことできないからねっ。と私。




仕事の電話中でのこと

用件が済んだ後に…






へっ? 立ち直るって、私が?

その言葉の存在もわすれてた。てか、当てはまるのかな? その言葉。


他のことならともかく





立ち直ってるってそう見えるんだ。


他人様からは立ち直ってるように


まあ、それで他人様がへんに気を使わないなら良いです。ということに





仕事を辞める訳にもいかず、近所の人とも顔合わせたくない


安定剤も好きなとき飲みたいし、たられば思考も、運転中に泣きたくないし、仕事中に泣きたくない

それに・・・それに・・・

後追いできるなら それと・・・・

夜中にお墓へ行ったりしないよ

それと、、、、



そう、返事することも出来ずに言葉を探す   …って、より反射で言った。





一瞬で脳みそゴチャゴチャになったし








後追うことできないからねっ。



と答えお悔やみを言い電話をきりました。




咄嗟のこととはいえ、なんと答えておけば良かったのかなぁと


ニブい頭で考える。今更・・・だけど


もっと相手をいたわる言い方なかったのか……   自己嫌悪




仕事進まず。 


たばこ吸う本数が増えた。ダメなやつ


語彙の少なさにも自己嫌悪





電話のおじいちゃんと、その娘さんが少しでも苦しまないように、そして若くして亡くなられたお子様の御冥福を心よりお祈りします。

水曜  ④

私も探したい。…時たま戻ってくる娘や友人くんたちに話を聞いたり、警官の方に様子を聞いたり免許証の顔写真を見せたりしながら駐車場から離れるのを我慢していました。


22:00頃に長男から捜索願の手続きが終わったので、急いでここに向かうと連絡がありました。 私は、一旦家に帰り食事を取ることと、タオル数枚と次男の着替えを持って来てほしいと頼みました。


もしかしたら家に帰ってるかも・・? そんな気持ちもありました。




長男との連絡やり取りが終わってじきに、Kさんともう1人の警官が来て、


今夜はここまでとして、明朝7:00から探します。
このまま探せと言われれば探しますが・・・。  暗すぎて危険とのこと。 





即、今夜は解散を頼みました。次男の友人くんたちを見ていて心配だったのです。
先程から警察官は1人、2人とパトカーで居なくなり、グループがばらけて1~2人で暗闇の中、スマホの明かりで歩き回る友人くんたちが。


薄着の子。 ペタペタ靴の子。 夕食をまだ済ませていない子。


娘に電話をして、みんな集合するように頼みました。(娘は彼らの2歳年上です)


集合までの間に警察署から着信があり、朝からの捜索に地元の方が何人か加わってくれるので区長さんに捜索協力お願いの電話をして欲しい。区長さんに電話できますか?と言われました。 電話します。と、答えるとかけ直すと言い切れました。 


Kさんにも同じ内容の電話が入っているようで、なにか、いろいろ打合せしています。


全員が駐車場に集まったとき、もう一人の警官の方が、今夜は一旦解散するが


次男が見つかったら、すぐに署に連絡すること。
車に戻ってくると思われるので2人以上で待機していてほしい、その際に別々に徒歩で探さない。 などの注意を受けました。


Kさんの電話が終わり、こちらから区長さんへの電話は今夜はしなくて良い。ただ、要請した時間が遅いので協力できる地元の方は2~3名くらい。
警察官は7:00集合で地元の方たちは7:30集合になることを告げられました。



23:30頃に長男到着。 

いったん戻ります。と、行ってしまったKさんたち。


帰りたくない顔している3人の友人くんたち。 
ありがとう。今夜はわるかったね、次男に、よぉーーくお礼するように言うからね。今夜は休んでね。     と、私。


残りたくてモヤモヤ顔の3人に、娘が「だれがぁ、あたしを家まで乗せていくのさぁ?えっ? さあ、だれ?」 人様にお願い事する口調ではないけれど今回は任せます。


あいつ、出るに出られなくなってクローゼットに隠れてるよっ! うんうんと私
いまごろ、〇〇とメシ喰ってるよ。  うんうんと私。


サイフやスマホが残ってる状況なのに、家に帰っている。とか他の場所で遊んでいることを願う娘。 まったく同じ思いの私。




もうじき、日付が変わる